近江燈籠会

近年問題になっている環境問題のひとつに、“竹害”があります。
これは、住宅開発などによって人の手の入らなくなった近郊の里山に、竹林が繁茂し、既存の落葉樹や広葉樹の雑木林を侵食し、里山が本来の姿を維持できなくなり荒廃してく現象です。
これにより、本来の里山の姿、植生が失われ、森林の貯水機能も奪われていくという状態が引きこされています。

竹はとても生命力が強く、1年で７〜８ｍも成長するほどです。
放っておくとあっという間に竹林は拡大し、他の木々の生長を食い止めるほか、里山の景観を一変させて行きます。
逆に人の手が入っている竹林は大変きれいなもので、雑木林と美しい調和を保っています。

この竹林の無作為な侵食を食い止め、自然の里山が、人とやさしく共存していくために、定期的に里山と竹林の整備を行っていく必要があります。

『ＮＰＯ法人青山まちづくりネットワーク』の地域自然保護事業である「牟礼山森林クラブ」は、上記の目的に沿った積極的な活動を展開しております。
そしてその活動の一環として、地域を代表する祭りである『青山夏祭り』に参加する中で、“牟礼山”保存活動の結果生み出される伐採竹を活用したライトアップイベントとして、「竹燈籠ライトアップ」が企画され、これをまちおこしのイベントとして仕掛け、地域の団塊の世代や高齢者の生きがい作りとして発展させるべく始まった活動が「近江燈籠会」です。

８月１８日　第１７回　青山夏祭り　竹灯篭ライトアップ

ＮＰＯ法人　青山まちづくりネットワーク
地域自然保護・地域振興イベント事業 『近江燈籠会』

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